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    20年ぶりの Duo 3.0:会話表現が山盛りだった

    最近東京で日本人、アメリカ人を交えての研修プログラムに参加してきました。人生で初めて英語でプレゼンを行いました。事前にスライドに合わせた英文を準備していきました。まず日本語で作文し、DeepL で粗訳、その後、自分で調整し、最後にオンライン英会話でネイティブの先生にチェックしてもらいました。タイマーで時間を見ながら読み上げの練習をして本番に望みました。本番はカンペを見ながらですが、何とか無事に終了し、皆さんからお褒めの言葉も頂戴できました。まぁ挑戦して良かったと思います。良い経験になりました。 しかし、アメリカ人の発表や、他の日本人参加者がカンペを見ずに堂々とプレゼンをしているのを見て、自分の力不足も実感しました。できればユーモアをまじえて和やかなプレゼンにしたかった。また、仕事の合間にはアメリカ人の方々ともおしゃべりや食事がありました。こういう時間は仕事以上に大事だったりします。ビジネス英会話の杉田敏先生が以前、英語学習の目標として small talk ができることを挙げられていました。できたら良いなと思いますが、これが本当に難しい。会話は音楽のライブ演奏と同じで、確かにそこにあるのだけれど、どんどん消えていってしまう。自分もそこに飛び込んで波に乗らなければ外野のまま終わってしまいます。楽しくコミュニケーションをとり、もっと仲良くなりたかった。英語学習のモチベーションがまた上がりました。 家に帰ってスピーキングの力を上げるための方法をどうしようか考え直しました。これまでそれなりに自分で英語を学んできたので、すでに英語学習の道具は十分に持っています。新しいものを取り入れるよりはこれまで取り組んできたものの中で見直そうと思いました。私が思い至ったのは Duo 3.0 。単語帳のベストセラーです。 私がこの本を購入したのは 2002 年。何と20年間も本棚に置かれていたのでした。確かこの本で勉強したのは購入後の1度きり。奥付を見ると発売が 2000 年で、私の手元にあるものは 第 12 刷版でした。発売当初からかなりのベストセラーだったことが分かります。そしてアマゾンで見てみるといまだに人気のロングセラーです。Duo 3.0 は英検準1級くらいの単語を 560 の例文に詰め込んで効率よく語彙を増やせることがセールスポイントでした。久しぶりに見直してみると単語帳として本当によくできています。例えばこれから英検準1級を受験する方や受験生の方にも安心しておすすめできる単語帳だと思います。 今回私が(今更ながら)注目したのは、560 用意されている例文がほぼ会話で使われる表現で構成されているところです。わたしにとってこの本は単語帳としての役目は終わっているのですが、例文を見直してみると、あの時、こんな風に会話をつなげばよかった、あんな風に言えたら良かったと思う表現がたくさんでて来るのです。自在に small talk できる力をつけるには杉田敏先生の現代ビジネス英語が最良のテキストだと思っていますが、自分からこのレベルの会話を発するにはなかなかハードルが高いのです(ネイティブの会話についていく力はついたと思います)。Duo の例文は短くテンポよく口語表現を学べるので、会話の波にうまく乗るための力を伸ばすには有効です。20年ぶりに Duo を復習しよう!と思いました。 CD も捨てずにとってありました。iPhone に取り込んで聴いています。音声のチェックは時間がかかって面倒ですが、必須です。1日に例文を100ずつ、まずは本誌を見返して単語や表現の解説をざーっと見ます。そして例文だけの小冊子を使って日本語をさっと英文で言えるように練習します。最後まで行ったらまた最初から繰り返し見ようと思います。 外国語の習得は、楽器の習得と似ていると思います。私は趣味でギターを弾くのですが、何度も聴いて、頭で理解して、コードや指使いやフレーズを覚えて、練習を繰り返して弾けるようになっていきます。英会話はある程度の力がついた上でのジャムセッションみたいなものです。できるようになると楽しいですよね。今日もまたがんばります。

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    無料で学べる時事英語

    NHKゴガクの「ニュースで英語術」が4月からリニューアルし、「ニュースで学ぶ現代英語」となりました。 らじるらじるで聴き逃し放送も利用できます。放送時間は15分です。 NHK World で実際に使用されたニューススクリプトを元に番組が作られています。時間は1分ほどの内容です。毎日の仕事で疲れていても何とか続けられています。レベルは CEFR B2-C1 となっています。 講師は青山学院大学の米山明日香先生、そして「やさしくたくさん」でお馴染みの元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サム先生です。米山先生からは特に聞き取りポイントとなる音の解説、伊藤サム先生からは反訳トレーニングの解説があります。また、Today’s Takeaway としてスクリプトに登場した語句について時事英語ならではの解説がありとても勉強になります。 最新のいくつかの記事には実際のニュース映像がついています。また、英文スクリプトにはクリアな音声がついているのでニュース映像の掲載が終了した後でも音声チェックやリスニング、ディクテーションの学習ができるようになっていてありがたいです。 語句や文法解説は「ニュースで英語術」の頃から変わらず質の良い説明が程よくついています。日本語スクリプトと併せて英作文の練習に活用できます。 こんな素晴らしい内容のものが無料で提供されているなんて!(もちろん受信料は払っていますけど)利用しない手はないですね。今のところ語学系のサイトとしては最も気に入って勉強のペースメーカーとなっています。ゼヒ末長く続けていただきたいものです。

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    全国通訳案内士試験「一般常識」について

    2022年度全国通訳案内士試験の概要が4月28日に官報に公示されました。 筆記試験の「一般常識」について 私は2021年度の試験を受けました。試験科目のうち、自分にとってもっとも大変だったのは日本地理でしたが、一般常識は「何をどのくらい勉強すればよいのかわからない」という心配がありました。まずは「ガイドライン」をじっくり読みました。「(例えば、〜)」と示されているように前年度に発行された国土交通省が発行している「観光白書」が重要であることがわかりました。 今年度の全国通訳案内士試験ガイドラインは昨年度のものと同じです。 「一般常識」(産業、経済、政治及び文化に関する一般常識)の試験方法については以下のとおりです。(ガイドラインからの抜粋) 試験全体について 日本地理、日本歴史及び一般常識についての筆記試験は、外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源に関する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものとする。 一般常識筆記試験について 私の一般常識筆記試験対策について ガイドラインを熟読した上で、試験対策を考えました。ネット上では出題が変だとか意味のわからない問題がでるとか様々な憶測がありましたが、私は国家試験でそれはありえないと思いました。満点が50点、問題数が20問程度という比較的小さな(?)試験科目なので、基礎的(つまり最低限理解していてほしい)で、より本質的な出題に限定されてくるはずです。枝葉末節的な出題が入る余地は無いと思います。そして、基礎的で本質的な内容とは何かを考えると、ガイドラインに示されている「観光白書」と、観光庁、JNTO(日本政府観光局)が公表している内容と捉えました。ここをおさえておけば基準点の30点になるだろうと思いました。新聞の一面で大きく取り上げられたような時事問題については、新聞一面のすべてをスクリーニングする余裕は無かったので、知らないものがでたらあきらめようと思いました。 まとめると私の試験対策は となりました。(かなり大雑把) 昨年度の試験について 筆記試験の過去問題は JNTO 日本政府観光局のサイトで過去5年分が公開されています。受験を考えている方はすべて目を通すことをお勧めします。やはり観光白書からの出題が多いことがわかります。 例えば私が受験した昨年度(2021年度)の試験では、 などです。 また、以前紹介した「通訳案内の実務」の試験対策で使用した「観光庁研修テキスト」からの出題がありました。「え、こっちで出るの?」と少し驚きました。例えば、 「新聞の一面等で大きく取り上げられた時事問題」については、正直どれが相当するのかわかりませんでしたが、おそらく、 このあたりだったのではないかと思いました。新聞一面のスクリーニングにかかる膨大な時間と労力を考えるとやめておいてよかったと思いました。 その他、日本地理の勉強と関連していた出題としては、 誤答してしまった問題は、 失点の合計は16点ですので、34点をとり合格基準点をなんとかクリアできました。誤答したもののうち最初の3つははじめ正解を選んでいたのにあとで迷ってしまって誤答を選んでしまったものです。帰宅して自己採点をしているときに Don’t think twice, it’s alright! とボブ・ディランの声が聞こえてきた気がしました(古い!)。残りの2つ(7点分)はまったくわかりませんでした。 試験の感想 あくまで私個人の感想です。私は昨年度しか受験していないので参考程度に見ていただけると幸いです。 昨年12月、上京して2次口述試験を受けました。試験会場に集まった方々を見て、年齢層が高かったことが印象的でした。自分もそうですが、皆さん日々の忙しい中で時間をつくって勉強しているのだろうと思いました。ここまで来たんだから全員合格にしてくれればいいのにとも。 これから受験される方の少しでもお役にたてると幸いです。お読みいただきありがとうございました。

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    The New York Times

    Basic Digital Access Subscription の購読料が月額2ドルと安いので先月から購読を始めました。月額2ドルの特別オファーは最初の1年間で、その後は8ドルで継続となるようです。興味のある方はこちら。 購読料は安いのですが、お金を払って新聞を購読しているという意識が働いて(笑)、以前よりも頑張ってニュース記事を読んでいます。それにしても月に2ドルって破格ですね。 もちろんボリュームが大きすぎてすべてに目を通すことはできていません。しかしウクライナ情勢などライブで次々と記事が入ってくるので常に最新の情報を得ることができます。 通常の記事だけではなく、著名な評論家などが寄稿する Opinion セクションも魅力です。ここのメンバーには経済学者の Paul Krugman もいます。Gregory Mankiw や Joseph Stiglitz と並んで経済学の教科書でも有名な方です。こんな豪華メンバーのコラムを定期的に読めるなんてシアワセです。 時々、日本に関する記事が出ると気になって読んでしまいます。最近では Netflix で配信されている “Old Enough!” (はじめてのおつかい)の記事があり興味深く読みました。 記事とは関係ありませんが、ゲームセクションもあります。クロスワードや スペリング・ビーという単語系は難しくて歯が立ちませんが、Wordle はなんとかクリアできます。Sudoku もはまります。 ほとんど iPhone のアプリで読んでいます。言うまでもないですが、過去の記事やコラムも簡単に検索して目を通せるところ、そして辞書いらずで読み進められるところがデジタルの良いところですね。とても快適です。 多くの人に速く正確に伝えるという新聞の性格上、英文は読みやすく分かりやすく作られています。雑誌記事や文学作品よりも敷居は低いと思います。予想していたよりも新聞の内容が面白いので購読を続けようと思っています。

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    日本を英語で学べる HIRAGANA TIMES

    英語学習に役立つ新聞・雑誌はたくさんありますが、日本の文化や社会に関する英語表現に特化したものは少ないですよね。HIRAGANA TIMES はそんなニーズに応えてくれるメディアです。 REVOLUTIONARY JAPANESE TEXTBOOK MAGAZINE English-Japanese magazine that you can learn real Japan.Supported over 35 years by Japan fans of the world!Innovative editing,that you can learn Japanese language at the same time. ひらがなタイムズは、ありのままの日本が日英で理解できるバイリンガルマガジンとして世界の日本ファンから35年以上にわたり支持されています。 About Hiragana Times Magazine より HIRAGANA TIMES は月刊誌で、日英のバイリンガルで書かれています。各記事には、日本語の学習者が学びやすいように漢字にルビがふってあるなど工夫がされています。記事は日本のニュースや文化、今話題になっていることなどバラエティに富んでいます。定期購読料金はアプリ版が年間5,400円(2年間購読10,000円)、紙版とアプリ両方が年間9,800円(2年間購読は19,200円)となっています(日本国内の場合)。詳しくはHIRAGANA TIMES のサイトか Fujisan.co.jp で確認してください。 英語学習に活用したい ARTICLE 今回紹介したいのは、HIRAGANA TIMES のサイトにある ARTICLE のページです。ここは無料で公開されています。 ARTICLE は次のカテゴリーに分けられていて、日本に関するたくさんの記事を読むことができます。 ありがたいことに各記事にはとても聞きやすい音声がついています。音声は英日(パラグラフごと交互)・英のみ・日のみを選択できます。 各記事はだいたい2〜5分くらいです。記事が短いのも学習者としてはありがたいです。 PCでもスマホでも見やすくレイアウトされていて使いやすいです。興味のある方は活用されてはいかがでしょうか。 日本のことを英語で表現しようとするといつも、これでいいのかな、正しく伝わるのかなと、一瞬立ち止まってしまいます。それは伝えたいことの本質的なところが分かっていなかったりするからなんですよね。なので私の場合、英語学習は日本文化の学び直しにもなっています。よく英語学習を「英語道」と表現する方がいらっしゃいますが、そういう意味で納得です。 お読みいただきありがとうございました。

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    英検1級の2次試験・私の失敗

    英検の審査領域として「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つが挙げられています。そのうち「話す」が最も苦手だという方の話をよく聞くのですが、私もその一人です。私は2回目の受験で合格しました。これから2次試験に臨まれる方もいらっしゃると思いますので、私の失敗経験が少しでもお役に立てると幸いです。 2分間スピーチの失敗(1回目の受験) 英検の審査領域のうち「話す」については「社会性の高い幅広い話題についてやりとりすることができる」となっています。学生時代の試験勉強の感覚でいた私は何をどのくらい準備したらよいのか分からずちょっと困りました。5つのトピックの1つくらいは自分の知っている話題があるだろうと期待して、過去問題くらいは確認しましたが、結局、試験当日までこれといって有効な準備をできずに過ごしてしまいました(*英検のサイトへはリンクを貼ることが禁じられているため、過去問題等は公式サイトで御覧ください)。 試験当日、自分の順番が来て、係の方に誘導され入室しました。試験官はアメリカ人と日本人の男性2名でした。日本人の試験官の方からは挨拶と席に座る指示、その後はほとんどアメリカ人の試験官の方とお話することになりました。日本人の試験官の方はやりとりを聴きながら採点しているようでした。5つのトピックが書かれたカードを渡されました。1分間でトピックを選んで準備しなければならないのですが、自信を持って話せそうなものは1つもありませんでした。 私が決めたトピックは「宗教は人々の道徳(モラル)に良い影響を与えているか」というような内容だったと思います(すみません。はっきり覚えていません)。どのように話したら良いかまとまらないまま1分終了。 試験官「始めてください」 私「宗教は良いものです。なぜなら良い生き方を教えているからです。宗教の教えには愛があります。人々がともに生きていくのためになくてはならないものなのです。日本人には信仰がないという人もいますが、たくさんの人が正月には神社やお寺に行きます。誰かが亡くなればお坊さんを呼んで葬式をします。最近は私もお葬式に呼ばれることが多くなりました、、、」(頭に浮かんだことをとりあえず口に出し続け、自分でも話していることが分からなくなり、支離滅裂のまま2分終了)。 スピーチの後の4分間は試験官の方からの質問に答えます。 試験官「宗教が教えている良い生き方とはどのようなことですか。具体例を挙げてください。」 私「ゴミを拾ったり、人に親切にしたり、、、」(スピーチ失敗の敗北感で頭がいっぱいの状態) 試験官「あなたは宗教が良い生き方を教えてくれるとおっしゃいましたが、たとえば世界においては、宗教が戦争の原因となることがあります。そのことについてはどのように思いますか。」(たしかこのようなことを質問されました) 私「宗教の教えが戦争の原因ではないと思います。私の知っている限りどの宗教も人を愛することを教えています。宗教の力を利用する人間が戦争の原因だと思います、、、」(話がこじれそう。つっこみどころ満載ですがとにかく喋っているという状態。英語ももちろんしどろもどろ)。 その後もよくわからないやりとりになってしまって、そのまま持ち時間終了。敗北感を抱えたまま退室しました。そして結果はやはり不合格でした。 失敗の分析 2回目の挑戦(リベンジ) 当日の試験は、スピーチと質疑応答も満点には程遠かったと思いますがスムーズに進みました。割とスッキリ話せて内容を覚えていないくらいです。最後の方は試験官の方々(2回目はふたりとも女性)と趣味の読書の話で盛り上がり(好きな作家が共通していました)、なごやかに楽しく試験を終えることができました。英語を勉強して良かったと思えた瞬間でした。 2次試験は入室から退室までたった10分間。この10分間のためにこれまでどれほど時間をかけて勉強してきたか、、、と思うと緊張しました。でもこの10分間は自分が主役になるという気持ちで臨みました。そうすると不思議と落ち着いて入室することができました。以上、私の拙い経験でした。これから受験される方のご成功をお祈りしています。 お読みいただきありがとうございました。

  • Japanese Culture

    Mt.Tarumae 樽前山

    Mt.Tarumae is an active volcano at a height of 1,041m, which is situated in the south of Lake Shikotsu, in the northwest of Tomakomai City. At the summit of the mountain, there is a huge lava dome that was formed by the eruption in 1909. The dome is designated as a natural cultural asset in Hokkaido. Mt.Tarumae is one of the three Shikotsu mountains with Mt.Fuppushi and Mt.Eniwa. Its name originated from Taoromai of Ainu language meaning “high place at the bank of a river”. Since you can go to the 7th station by car, it’s easy even for children to access the top, it is a very popular excursion…

  • EXAM

    全国通訳案内士一次筆記試験「通訳案内の実務」について

    私は2021年度の全国通訳案内士(英語)試験に何とか合格することができました。ここでは、一次筆記試験科目のうち「通訳案内の実務」対策で私が準備したことをまとめておこうと思います。 まず、JNTOの全国通訳案内士試験ガイドラインには、「通訳案内の実務」について次のように記されています。 この科目は「原則として、観光庁研修のテキストを試験範囲とする」と明記されていますので、このテキストをしっかりと読み込むことが必要です。テキストは観光庁の通訳ガイド制度のページで公開されています。私は以下のPDFをダウンロードして、すみからすみまで何度も目を通しました。 観光庁研修テキスト(第1版)の構成 「はじめに」に近年の動向と全国通訳案内士への期待が綴られています。次に「目次」があります。大まかな構成を俯瞰できます。テキストの内容は以下の4つに大きく分かれています。 ちなみに観光庁研修テキストの内容は、二次口述試験にも必要です。「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」(ガイドラインより)について適切な受け答えをすることが求められるからです。以下、章ごとの内容です。 第1編 旅程の管理に関する基礎的な項目・関係法令に関する基本的な知識 法律の文章は一字一句注意深くつくられていると思いますので、テキスト中に引用されている関連法案の条文は、暗記するくらい何度も読みました。テキストを読んだだけでは十分に理解できないところもあったので、通訳案内士法、旅行業法(e-Gov法令検索より)にも一通り目を通しました。 正直、通訳案内士はここまで添乗に関することなどを求められるのだろうか、とも思いましたが、きっと現場に出れば必要になるのだろうな〜と想像しながら読んでいました。 第2編 危機管理・災害発生時等における適切な対応 第3編 外国人ごとの生活文化への対応 資料編 通訳案内の実務は以上のテキストを出題範囲としているので、他の科目よりも勉強がしやすいと思います。私はこのPDFの資料と過去問題以外は使用しませんでした。ただ、範囲が限られているとはいえ、慣れない法令文書やまだ実際の経験がない現場での対応などについて問われるため、試験問題が簡単だとは思えませんでした。特に今回の試験は過去問題よりも難しい印象を持ちました。過去問題では常に基準点をクリアできていたのでちょっと油断していたのですが、試験後は自宅に戻って自己採点するまでこの科目が一番不安でした。結果はギリギリセーフでした。 観光庁研修テキストと関連する法令に目を通して、過去問題にあたり、またテキストに戻って確認するという作業を数回行いました。ガイドラインにそって勉強することと、今後の試験傾向に変化がないか時々観光庁のサイト等でチェックすることも必要かと思います。私の個人的な経験でしたが、これから受験を考えている方の少しでもお役に立てると嬉しいです。 お読みいただきありがとうございました。

  • EXAM

    全国通訳案内士試験に役立ったNHK番組

    以前、一次筆記試験の試験科目「日本地理」と「日本歴史」の勉強体験について、それぞれ私が取り組んだことを書きました。よろしければ御覧ください。 ここでは私が普段からよく見ていて、試験にも役立ったと思うテレビ番組を紹介します。 ブラタモリ タモリさんがブラブラ歩いて日本各地を紹介する超人気番組です。番組中にタモリさんが地形や歴史に関する知識を披露してくれるのでとても勉強になります。私は毎回録画して見ています。書籍にもなっています。オンデマンドで過去エピソードをすべて見られるようにしてくれたら嬉しいのですが。 美の壺 暮らしの中で使っている小物から伝統工芸品まで、様々なものをとりあげて美しさを紹介してくれる番組です。番組はアート・ブレーキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」で始まります。このイントロが鳴ったら美の壺です。私はジャズ好きなので番組中のBGMにマイルス・デイビスやセロニアス・モンクの曲がかかると気持ちが上がります。いくつになってもイケメンの草刈正雄さんがナビゲーター役です。短いバージョンの「美の小壺」も放送されています。 英雄たちの選択 『武士の家計簿』などの著作でも有名な磯田道史さんが司会する歴史番組です。毎週水曜日に放送されています。歴史上の人物をとりあげて、歴史のターニングポイントとされる時にどのような選択をしたのか、ゲストの方々と語り合う番組です。かなりディープな内容です。 10min.ボックス地理 NHK for School という子ども向けの教育プログラム中の番組です。Eテレで放送しています。子ども向けとはいえ、質が高く、特に日本の地方ごとのエピソードがおすすめです。ひとつのエピソードが10分です。NHK for School のサイトでいつでも見ることができます。 アクティブ10 レキデリ NHK for School の歴史番組です。東京03が登場して楽しく歴史を学べます。史料から歴史の流れをつかむ工夫が凝らされています。歴史番組にはこのほかに中村獅童さんの「歴史にドキリ」や「10min.ボックス日本史」もあります。 NHK高校講座 日本史 高校生向けの歴史番組です。こちらもNHK高校講座のサイトでいつでも見ることができます。1エピソード20分です。こまかな語句を身につけるというより、通史的に歴史の流れをつかむのに役立つと思います。 NHK WORLD-JAPAN はオンデマンドで見ることの出来る魅力的な番組が目白押しです。以下はこれから見ようと思っている番組です。試験前はあまり時間の余裕がありませんでした。 Dining with the Chef さまざまな日本料理を楽しむ番組です。レシピもあります。2次口述試験のプレゼンテーション対策では日本食に関する知識を覚えるのが大変でしたので、試験前にこの番組を見ておきたかったと思いました。 Wild Hokkaido! 北海道の大自然とアウトドアアクティビティを紹介する番組です。15分の番組です。 Journeys in Japan 普通のガイドブックには載っていないような旅情報を紹介する番組です。 Japanology Plus ピーター・バラカンさんの視点で日本の生活や文化を紹介する番組です。余談ですが、ピーターバラカンさんにはラジオ番組を通じてかっこいい音楽をたくさん教えてもらいました。 Core Kyoto 京都の生活や伝統文化を紹介する番組です。 オンデマンドは視聴期限があります。早いものは今年の3月で終了してしまいます。また、英語のキャプションを選べるものもあります。すべてにつけてもらえるとありがたいのですが。 以上、私が試験に役立ったと思う番組(+これから見たい番組)でした。 お読みいただきありがとうございました。

  • Miscellaneous

    Billie Holiday, Lady Day ビリー・ホリディ

    ビリー・ホリディ Billie Holiday(1915-1959)はフィラデルフィア出身のジャズ・シンガーです。リンク先のオフィシャルサイトでは、バイオグラフィーや曲のサンプル、歌詞、各種メディアを見ることができます。 初めて彼女の歌を聴いたのは子どもの頃、地元にいたヒッピー(死語?)くずれのレコード屋さんの店長にレコードを聴かせてもらったときでした。その時はジャズのことはよく知りませんでしたが、独特な歌声に魅了されたものでした。 “God Bless The Child” は代表曲の一つで、数多くのアーティストにカバーされてきました。曲調がゴスペルっぽくていい感じです。私はアニタ・オディ Anita O’Day のしっとりした感じのバージョンも好きですが。”God bless the child that’s got his own.” 「神様は自分で稼ぐ子を祝福してくださる」という歌詞は、ビリーが母親にお金を借りに行った時にケンカとなり、母親から言われた言葉だそうです。 購読している The Japan Times Alpha 2/4号の Life & Culture シネマ倶楽部ページで映画 “The United States vs. Billie Holiday” (リンクは映画のトレイラーです)をとりあげてくれています(ありがとう Alpha! )。早く映画が観たい! この映画の中心とも言える曲のタイトル「奇妙な果実」 Strange Fruit とは、リンチを受けて殺害され、木に吊るされたアフリカ系アメリカ人たちのことを歌っているのです。この曲が人種差別に対するプロテスト・ソングであるとして彼女はFBIに危険視されます。 ちょっと話が逸れますが、名曲 “A Change Is Gonna Come” のリリース直前に謎の銃弾に倒れた「ソウルの帝王」サム・クック Sam Cooke や、 “Power To The People”, “Imagine” のジョン・レノン John Lennon (熱狂的ファンによって射殺されてしまった)など、広く社会変革を訴えたアーティストたちもFBIの監視対象になっていたという話を何かで読みました。”A Change Is Gonna Come” ビリーじゃありませんが、こちらも名曲なので動画を貼ってしまいました。 これを機会にビリー・ホリディをまた聴き直したくなりました。できるだけ歌詞をしっかりと聴いて彼女の生きた時代を想像しながら。 下のアマゾンのリンクは私が持っているCD3枚組 The Ultimate Collection です。オリジナル・アルバム8枚分が収められています(数曲カットされています)。私が買ったときよりも値段が上がってしまいました(それでもアルバムをそろえるよりずっと安いですが)。個人的なおすすめはディスク3に収められているアルバム “Lady Sings The Blues” です。 お読みいただきありがとうございました。

  • EXAM

    全国通訳案内士(英語)合格しました!

    仕事の合間にマイページにログインして見ると、小さく「合格」の文字が。 とても目立たない感じで載っていたので状況が把握できず、何度も見直しましたが、自信が持てずネットの官報を見ると、自分の名前がありました。合格したことがやっと分かりました。合格証書が簡易書留で郵送されるようです。 12月の二次口述試験がうまくいかず全く自信がなかったので、嬉しさよりも、驚きと同時に安心感で脱力気味です。 全国通訳案内士の資格試験を知ったのは数年前でしたが、受験を決めたのは昨年春でした。昨年の春から夏までは一次筆記試験に向けての勉強。その後は口述試験に向けての勉強でした。コロナで仕事の全体量が減ったことも、勉強時間の確保という意味では不幸中の幸いに。 二次試験は東京までの旅費を少しでも浮かせるために格安航空券とカプセルホテルを利用しました。前日夕方、会場近くの多摩霊園へ行き、東郷平八郎元帥の墓前で気持ちを落ち着かせてお祈り。当日朝は近くの公園で集合時間直前までプレゼン練習をしました。 試験中の10分間は全力で臨みましたが、満足したやりとりをできず、試験官の方々の笑顔を一度も見ることなく終わってしまいました。今思うと私は必死の形相でした。きっと。しいていえば最後まであきらめずに挽回しようと頑張っていたことが評価してもらえたのかもしれません。いずれにしてもぎりぎりの合格だったと思います。今回、残念な結果だった方々には、同じ目標を持つ者として続けていただきたいという気持ちです。私みたいな奴でも合格できたのですから。応援しています! 英語の最終合格者は251名。今回の合格率は8.5%だったようです。私は実力的に合格ボーダーラインと自覚していますので、これからますます身を入れて勉強しなければ!と思います。コロナが明けたらボランティア活動をしようと思っています。 ところで、英語以外を見てみると合格者の少なさに驚きました。フランス語と中国語が25名、韓国語が15名です。特に少ないところでいうと、ドイツ語が6名、イタリア語は5名、ポルトガル語とロシア語は3名、タイ語の合格者はたった1名です。英語圏では広く第2言語となっているスペイン語でさえたったの13名。受験者数が少ないということもあるかもしれませんが、英語に比べると学習インフラが少ない中(たぶん)、努力を続け合格された方々には尊敬しかありません。 出口治明さんがおっしゃっていたのですが、学びに必要なのは読書(本)・旅・そして出会い(人)。共感します。私の場合、語学はその学びに必要なツールです。大袈裟に言うと今日は人生のひとつの区切りとなりました。一旦立ち止まって、学びのやり方を見直してみようと思います。明日からまたがんばろう。 お読みいただきありがとうございました。

  • English

    やさしい英語で本を楽しむ

    子ども向けの本?が大好きで、50代の今もときどき読んでいます。独学で英語の勉強をやり直し始めた時には、絵本から始まって(数々の素晴らしい絵本と出会えました!)、oxford bookworms のシリーズを50冊あまり読みました。 Books for children – I love them, and I still read them from time to time in my 50s. When I started to relearn English on my own, I started with picture books (and found many wonderful picture books!), and then read about 50 books in the oxford bookworms series. この oxford bookworms ラダーシリーズは、語彙数を限定した7段階に分かれていて、無理なく楽しみながら読む力を鍛えられるようになっています。例えば、最初の starter シリーズは Headwords が250、一番上の Stage 6 は Headwords 2,500 となっています。やさしくリライトされているとはいえ、内容が世界の名作ですから面白くないわけがありません。個人的なおすすめを3冊ほど、、、 The oxford bookworms ladder series is divided into seven levels with limited vocabulary, so that students can train their reading skills while having fun without difficulty. For example, the first starter series has a limit of 250 essential words, and Stage 6, the…

  • Japanese Culture

    Kanda Nissho 神田日勝

    Kanda Nissho was a Japanese painter who was born in Nerima, Itabashi-ku, Tokyo in 1937. When he was seven years old, his family evacuated to the town of Shikaoi in Hokkaido to escape the war, and settled there. While working as a farmer, he taught himself to paint with oil, and later became active in the exhibitions of the Heigen Art Association, the All Hokkaido Art Association, and the Independent Art Association. He died at the age of 32, although he was highly regarded as a representative painter of Hokkaido. 神田日勝は1937年に東京板橋区練馬で生まれた日本の画家です。 7歳のときに戦火を逃れる為に一家で北海道鹿追町へ疎開し、そのまま定住しました。農業をするかたわら独学で油絵をはじめ、その後、平原社美術協会展や全道美術協会展、独立美術協会展で活躍しました。北海道を代表する画家として評価を得つつも、32歳で死去しました。 先日、用事で旭川を訪れた際、北海道立旭川美術館で神田一明、日勝の特別展(会期 2021.12.18(土) – 2022.03.13(日))を見てきました。日勝の生前は実現しなかった兄弟そろっての展覧会ということでした。前半は一明、そして後半の日勝のエリア(最初に自画像)を見た途端、同じ兄弟でもこんなにも違うのかと興味深く思いました。 数年前に鹿追町の神田日勝記念美術館にも行きました。若くして亡くなっているので作品数こそ少ないものの、ベニヤ板にペインティングナイフで描かれた油彩画はとても力強く、同時に物悲しくもあり、強烈に印象に残りました。板とトタン張りの家、錆色のストーブや農具、ドラム缶、そして馬。作品を見ていると、私が幼少の頃、また、私の親たちが過ごしてきた北海道の冬と貧しくもたくましく生きる人々の暮らしを連想します。 来道することがあれば一度足を運ばれることをおすすめします(ちょっと遠いですけど)。 お読みいただきありがとうございました。

  • Miscellaneous

    NPR Tiny Desk Concerts

    NPR ( National Public Radio ) はアメリカの非営利の放送ネットワークです。本部はワシントンD.C.にあります。ニュースや音楽などさまざまな内容を配信しています。 NPR ( National Public Radio ) is an American non-profit broadcasting network. The headquarters are located in Washington, D.C. and it provides a variety of content, including news and music. NPR is an independent, nonprofit media organization that was founded on a mission to create a more informed public. Every day, NPR connects with millions of Americans on the air, online, and in person to explore the news, ideas, and what it means to be human. Through its network of member stations, NPR makes local stories national, national stories local, and global stories personal. About NPR より NPRのプログラムの一つに tiny desk concerts という素晴らしい音楽番組があります。 “Tiny…

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    全国通訳案内士一次試験の「日本歴史」

    私は2021年度全国通訳案内士1次筆記試験を受験し無事通過することができました。現在は2月4日の合格発表を待っている状態です。以前他のところで書きましたが、2次口述試験がうまくいかなかったのでまったく自信はありません。たぶん今年2度目のチャレンジをすることになりそうです。 さて(気を取り直して)、ここでは1次筆記試験の科目である「日本歴史」の対策として私が使った本を紹介します。 JNTO(日本政府観光局)の全国通訳案内士ガイドラインには、試験科目について次のような説明があります。 日本地理、日本歴史及び一般常識についての筆記試験は、外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源に関連する地理、歴史並びに産業、 経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)のうち、 外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものとする。 ですので、以前書いた「日本地理」と同様に「日本歴史」についても観光資源にかかわる出題が中心になります。 私はもともと歴史が好きで割と得意だったこともあり、受験を決めてからは、一通り通史的なおさらいをしてから、観光資源に関わりの深い文化史や交通・産業に関することを集中して勉強するように方針を決めました。 通史的なおさらい 一通りの通史的な勉強には高校生用の参考書(日本史Bのもの)がおすすめです。受験業界は競争が激しく、質の悪いものはすぐに淘汰されていくので、あの手この手の工夫を凝らした良質な参考書が安い価格帯で次々と発売されます。 正直それほどたくさん手にとって見たわけではないのですが、数多く存在する参考書の中でも大学受験の「定番」とされるロングセラーの中から私が選んだのは、『石川晶康 日本史B講義の実況中継』(語学春秋社)です。 石川晶康氏は有名受験予備校のベテラン人気講師です。実況中継シリーズは4分冊ですべてそろえると結構な厚みがありますが、読者に語りかけるようなライブ感のある分かりやすい説明と、時折挟み込んでくるユーモア(毒舌?)でおもしろく勉強を進められる工夫があります。付録の音声CDには要所ごとのまとめ的な著者の語りが収められていて、私は通勤中にたびたび聴いておりました。もう一つの付録の講義ノートという小冊子には年表を含めたまとめが載せられています。これだけの内容で1冊あたり1,320〜1,430円です。受験参考書はすごい。 通史的なおさらいと同時に大学受験用のセンター試験(現在は共通テスト)過去問題に取り組みました。全国通訳案内士の試験とは出題傾向が違いますが、センター試験の過去問題でコンスタントに60点以上取っていれば、ひとつの目安となります。ガイドラインではセンター試験の日本史B60点以上で試験免除の対象となるからです(歴史能力検定2級以上も同様)。 もうひとつ試験対策に使ったのが金谷俊一郎氏の『日本史B一問一答』(東進ブックス)です。この本は記憶の定着にとても役立ちました。便利だったのは用語を頻出度によって星の数でレベル分けしてくれているところです。私は最頻出のセンターレベル(星3つ)の用語だけ集中して復習しました(問題数1,430)。 それから、もう一冊ご紹介したいのはYouTubeで人気のムンディ先生こと山﨑圭一氏(現役高校教師)の『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』(SBクリエイティブ)です。この本の特徴はストーリーの流れを重視して歴史を理解するという考えで編集されていることです。いろいろな意見があると思いますが私はとてもおもしろく読みました。ムンディ先生の授業動画もすばらしいと思います。 文化史など観光資源に関するもの 全国通訳案内士1次筆記試験には写真を使った出題も多いので図録は必携です。私は歴史教科書で有名な山川出版社の『詳説日本史図録』を購入して観光資源にかかわりのありそうなところはすべて目を通しました。すべて覚えられるわけではないのですが、教科書的な勉強では見落としがちな(というよりほとんど興味が無かった)寺社のつくりや庭園の種類などさまざまな発見がありました。アマゾンのリンク先は昨年12月に出たばかりの第9版で、QRコードから動画や画像にリンクしていろいろ見られるようになったようです。私は前の版を持っていますが新版が良さそうなら買い換えようかと思います。前ページカラーで千円以下なのはやはりありがたいです。 以上、私が試験対策で使用した本を紹介しました。ほとんど大学受験生のような勉強です^^; 全国通訳案内士の「日本歴史」はガイドラインにあるようにあくまで「観光資源」にかかわる出題が中心なので出題傾向が少し違います。これから受験を考えてらっしゃる方はまず過去問題をご覧になることをおすすめします。試験方式は日本地理と同じで、全問マークシート・試験時間40分・問題数40問程度・地図や写真を使った問題を含む・満点100点のうち、合格基準点は70点となっています。 受験予定の方の少しでもお役に立てたところがあれば幸いです(というか自分も今後再受験の可能性あり)。お読みいただきありがとうございました。