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    05 UoPeople

    UoPeople の勉強が始まって3週間目

    University of the People 大学院で M.Ed. 教育学修士号取得のための勉強が始まって早くも3週間目。人事異動によって勤務校が新しくなったこともあり、3月から4月上旬はただでさえ目眩がするほどの忙しさだったが、その時期に UoPeople への入学をしてしまったものだからなおさら大変だった。すべてオンラインなので手続きなど心配な面もあったが、次に何を準備すればよいかなど、学校側からこまめにメールで連絡をくれたのはありがたかった。 UoPeople は5学期制で、ひとつのコースが8ユニット9週間で構成される。M.Ed.には学部のコースのような学科試験は無いが、各ユニットの課題 assignment を一つ一つクリアしていく必要がある。課題を提出できなかったり、スコアが基準に達しないと容赦なく落第となるようなので緊張する。 私が最初に履修したコースはM.Ed.のコアコースのひとつ Education in Context : History, Philosophy, and Sociology で、教育の目的や主な教育哲学について、アメリカと世界のものについて広く学ぶ。 1週間の学習の流れ UoPeople の学習は1週間単位で、課題には提出期限があり、遅れは認めてもらえない。学習はブラウザ内で動く Moodle というシステムを使っていて、画面には常に UoPeople Time が示されている。UoPeople Time はGMT-5 (GMT = Greenwich Mean Time グリニッチ標準時、GMT-5 とはロンドン郊外の旧グリニッチ天文台を基準として、ロンドンの標準時マイナス5時間)で日本とは14時間の時差がある(日本は GMT+9 つまりロンドンの標準時プラス9時間)。課題の提出締切はUoPeople Time で水曜日の PM11:55 となっている。 Discussion Assignment も Written Assignment も Reading Assignment の課題図書や記事(すべてオープンソースのもの)を読まないと書けないので、当然だがすべてきちんと取り組まないと先に進めないようになっている。1週間で書く分量はすべて含めると、自分の場合15ページほどだった(ダブルスペース、Times New Roman 12ポイント)。 朝から晩まで普通に仕事をしているので、当たり前だけれど、UoPeopleの勉強は夜と休日が勝負となる。勉強は体力勝負だとしみじみ思う。最初の週は2日間徹夜してようやく提出できた。2週目からは仕事と勉強のペース配分が分かってきて徹夜することなく課題に取り組めている。最初のハードルはなんとかクリアできた感じだ。 確かに大変なのだが、それよりもワクワクの方が勝ってしまって、楽しいです。Reading Assignment の課題図書や記事も実際的なものばかりで自分の仕事を振り返るよい機会になります。また自分の書いたことに対していろんな国の先生方(若い方が多いですが)からコメントをもらったりできるのも面白いです。これなら続けられそうな気がしています。

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    UoPeople の教育学修士号

    University of the People (UoPeople) のコース開始日がせまってきました。UoPeople のしくみや勉強の手順などについてはたくさんの方々がブログなどで紹介されていますが、私はこれから始まる Master of Education in Advanced Teaching (M.Ed.) の学習について少しずつ綴っていこうと思います。私は公立の中学校で社会科の教師をしています。すでに20数年の教員生活を送る中で喜びも悲しみも山程の経験をしてきました。教室や体育館で生徒たちと日々過ごしながら、もっと良い授業、もっと良い教育活動をしたいと思い続けています。もっと学ばなければ。やればやるほどその思いは強くなる一方です。ここ数年、国内の通信制の大学や大学院について情報を集め検討していましが、他教科免許取得をのぞいて、実行可能なところはほとんどありませんでした。 UoPeople のサイトを目にしたのはそんな時です。前回も書きましたが、収入や本人を取り巻く環境に関係なく、学ぶ機会を求めるすべての人に質の高い高等教育を提供するという UoPeople のコンセプトが私は気に入りました。100%オンラインで、費用も最低限でおさまります。どうしてそんなことが可能なのか、おいおい書いていこうと思います。勉強は当然すべて英語で行われるし、ピア・アセスメント(そのうち書きます)やインストラクターの評価で、小論文の文法や表現の誤りは減点されてしまうという心配があります。評価は日本の大学と違って結構シビアなようです。当然ながら一定以上の数字がないと単位はもらえません。インストラクターからは Grammarly などの英文チェッカーを使うこともおすすめされていたのでお世話になると思います。でも、今は心配よりもワクワクが大きいです。一緒に学んでいる人たちは世界中の現役教師が多いようです。いろんな国の学校現場の様子を聞くのが楽しみです。 M.Ed. 取得に必要なことリスト