• 03 English

    タイピングを基礎からもう一度

    若い頃、リサイクルショップで中古のタイプライターを買ってきて、タイピングの練習をしました。キーは「押す」より「打つ」という表現がぴったりで、あのバチバチとした音が気持ちよかったです。テキストは街角で配られていた英日対訳の新約聖書。マタイ伝をひたすら打って練習をしました。その後ワープロを手に入れて、タイプライターはゴミに出してしまいました。そして最初の Macintosh を手に入れて、ワープロもゴミに出しました。 あれから30年。歳のせいか分からないけれどタイプミスが多くなって、スピードも以前より落ちました。ラップトップを新しくしてからはますますミスが増えました。キーボードの品質は明らかに向上しているに。体力と集中力が落ちているのは仕方ないとして、タイピングを基礎から見直してみるのも悪くないと思い、無料で練習できるサイトをいくつか試してみました。その中から気に入ったものを紹介します。有名なサイトばかりなのでもしかすると知っているものばかりかもしれません。ちなみにここでのタイピング練習は英文タイピングです。 TypingClub TypingClub は基礎の基礎から見直すのにうってつけのサイトです。サイトを開くと最初は英語ですが、言語を選択できるので日本語で表示することもできます。練習はこまかく分けられていてホームポジションの f と j の練習からスタートします。最初から順番にこなしていけばタッチタイピング(ブラインドタッチ)をマスターできるようになっています。とにかくこのクオリティで無料なのはすごいですね。無料で登録すると統計情報も見ることができるようになっています。 Benesse マナビジョン 進研ゼミで有名な Benesse マナビジョンという進学情報のサイトに無料タイピング教材があります。このページにP検レベル判定付きの英文タイピング練習があります。ちなみにP検(旧パソコン検定)とは正式にはICTプロフィシェンシー検定試験といい、ICTプロフィシェンシー協会(P検協会)が運営するソフトウェアの操作技能+ICTの知識、ICTを活用した問題解決能力を図る検定試験です。 このマナビジョンのサイトでは、制限時間内に(デフォルトは5分)できるだけ多くの英文(短文)を正確に打つ練習ができます。たった5分でも集中して取り組むと結構疲れます。使い方が分かりやすく取り組みやすいです。 myTyping マイタイピング myTyping はさまざまな種類のタイピングを楽しく練習できるサイトです。英語系では、英単語、英熟語、英文タイピングが練習できます。 自分がよくミスするキーを表示してくれるところも良いですね。まだまだ無料で練習できるサイトがあるようですが、自分が使ってみて良さそうなサイトを3つ挙げてみました。タイピングはICTスキルの基礎の基礎にあたる部分だと思います。こんな風に自宅でお手軽にスキルアップできる環境があるなんて改めてすごいことです(若い人には当たり前なのかな)。すきま時間にちょこちょこ練習してみようと思います。

  • 03 English

    ドラマや映画のリスニング練習を楽しく! VOSCREEN

    Voscreen は映画やドラマ、アニメなど様々な動画から抜粋されたワンシーンの短いクリップを使ってリスニング練習ができるサービスです。トルコの会社によって運営されているようです。結構前からあるようですが、わたしはオンライン英会話のネイティブの先生から教えてもらってその存在を知り、すっかりはまってしまいました。下はオフィシャルの紹介 YouTube ビデオです。 トップページから登録するとすぐに無料で使えるようになります。画像を入れて紹介したかったのですがサイトのポリシーで一切ダメなようですので文章のみで紹介します。また、サイトでは氏名、メールアドレスなどなどの個人情報を収集してサイトの改善やサービス向上に利用することが書かれていますので利用の際にはご理解の上どうぞ。 画面上にプレイモードを選択する場所があります。ビギナーレベルから上級者レベルまで細かく分かれています。学習の仕方は単純です。短いクリップが再生されたあと、セリフの内容として正しいものをABの2択で選ぶというものです。制限時間内に正解するとポイントが加算されていきます。 解答するか、制限時間になると、セリフの字幕と正解が示されます。よく聞き取れなかったものはクリップを繰り返し再生して確かめることができます。選択肢はあらかじめ登録した母語 mother tongue で表示されます。私は最初、日本語で表示していましたが、より勉強になると思って english に変更しました。一番簡単なビギナーレベルでも知らない表現が出てきたりして焦ります。こういうところから聞き取れていなかったんだなとつくづく。 このサイトでは毎日20〜40分くらいの勉強を推奨しています。登場するクリップはディズニー、くまのプーさんやスヌーピーのアニメ、ビッグバンセオリー、ゲーム・オブ・スローンズなどの人気ドラマ、映画、TEDのスピーチなどバラエティに富んでいて飽きません。 Voscreen にはスマホのアプリもあります。私は iPhone でも使ってみましたが使い勝手は変わらず良い感じです。クリップが短いのでちょっとしたスキマ時間に勉強できるのがいいですね。とても気に入ってます。ドラマや映画を字幕無しで楽しみたいと考えている方は是非一度チェックしてみて下さい。

  • 03 English

    20年ぶりの Duo 3.0:会話表現が山盛りだった

    最近東京で日本人、アメリカ人を交えての研修プログラムに参加してきました。人生で初めて英語でプレゼンを行いました。事前にスライドに合わせた英文を準備していきました。まず日本語で作文し、DeepL で粗訳、その後、自分で調整し、最後にオンライン英会話でネイティブの先生にチェックしてもらいました。タイマーで時間を見ながら読み上げの練習をして本番に望みました。本番はカンペを見ながらですが、何とか無事に終了し、皆さんからお褒めの言葉も頂戴できました。まぁ挑戦して良かったと思います。良い経験になりました。 しかし、アメリカ人の発表や、他の日本人参加者がカンペを見ずに堂々とプレゼンをしているのを見て、自分の力不足も実感しました。できればユーモアをまじえて和やかなプレゼンにしたかった。また、仕事の合間にはアメリカ人の方々ともおしゃべりや食事がありました。こういう時間は仕事以上に大事だったりします。ビジネス英会話の杉田敏先生が以前、英語学習の目標として small talk ができることを挙げられていました。できたら良いなと思いますが、これが本当に難しい。会話は音楽のライブ演奏と同じで、確かにそこにあるのだけれど、どんどん消えていってしまう。自分もそこに飛び込んで波に乗らなければ外野のまま終わってしまいます。楽しくコミュニケーションをとり、もっと仲良くなりたかった。英語学習のモチベーションがまた上がりました。 家に帰ってスピーキングの力を上げるための方法をどうしようか考え直しました。これまでそれなりに自分で英語を学んできたので、すでに英語学習の道具は十分に持っています。新しいものを取り入れるよりはこれまで取り組んできたものの中で見直そうと思いました。私が思い至ったのは Duo 3.0 。単語帳のベストセラーです。 私がこの本を購入したのは 2002 年。何と20年間も本棚に置かれていたのでした。確かこの本で勉強したのは購入後の1度きり。奥付を見ると発売が 2000 年で、私の手元にあるものは 第 12 刷版でした。発売当初からかなりのベストセラーだったことが分かります。そしてアマゾンで見てみるといまだに人気のロングセラーです。Duo 3.0 は英検準1級くらいの単語を 560 の例文に詰め込んで効率よく語彙を増やせることがセールスポイントでした。久しぶりに見直してみると単語帳として本当によくできています。例えばこれから英検準1級を受験する方や受験生の方にも安心しておすすめできる単語帳だと思います。 今回私が(今更ながら)注目したのは、560 用意されている例文がほぼ会話で使われる表現で構成されているところです。わたしにとってこの本は単語帳としての役目は終わっているのですが、例文を見直してみると、あの時、こんな風に会話をつなげばよかった、あんな風に言えたら良かったと思う表現がたくさんでて来るのです。自在に small talk できる力をつけるには杉田敏先生の現代ビジネス英語が最良のテキストだと思っていますが、自分からこのレベルの会話を発するにはなかなかハードルが高いのです(ネイティブの会話についていく力はついたと思います)。Duo の例文は短くテンポよく口語表現を学べるので、会話の波にうまく乗るための力を伸ばすには有効です。20年ぶりに Duo を復習しよう!と思いました。 CD も捨てずにとってありました。iPhone に取り込んで聴いています。音声のチェックは時間がかかって面倒ですが、必須です。1日に例文を100ずつ、まずは本誌を見返して単語や表現の解説をざーっと見ます。そして例文だけの小冊子を使って日本語をさっと英文で言えるように練習します。最後まで行ったらまた最初から繰り返し見ようと思います。 外国語の習得は、楽器の習得と似ていると思います。私は趣味でギターを弾くのですが、何度も聴いて、頭で理解して、コードや指使いやフレーズを覚えて、練習を繰り返して弾けるようになっていきます。英会話はある程度の力がついた上でのジャムセッションみたいなものです。できるようになると楽しいですよね。今日もまたがんばります。

  • 01 Japanese History

    #26 SAKOKU -exclusionism of the Edo shogunate-

    Click here to go to YouTube video In his masterpiece “Moby-Dick, or The Whale” the 19th-century American author Herman Melville described Japan as a “double-bolted land”. This is because, in the Edo period (1603-1867), Japan was closed to the rest of the world for more than 200 years, keeping American whalers away. In this episode, we will look at how the exclusionism of the Edo shogunate began. At the beginning of the Edo period, Tokugawa Ieyasu was active in foreign trade. Merchant ships with Ieyasu’s permits were actively traveling to and from Thailand, Vietnam, and other Southeast Asian countries, and a number of Japanese towns were established in port cities…