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    ニュースでリスニング力を鍛える

    英語ニュースを使ってリスニング力を鍛えるのにとても良いサイトがあります。NPR (National Public Radio) の All Things Considered です。リスニング力を鍛えるのに良いと思う点は次の3つです。 トランスクリプトがついた英語ニュースサイトは他にもありますが、私は All Things Considered が気に入っています。短く区切られているので取り組みやすいからです。NPR のサイトに行ったら、ページ上のタブから PODCASTS & SHOWS を選ぶと DAILY カテゴリーの中に All Things Considered があります。 2022年9月8日(木)は英国のエリザベス二世逝去のリポート。 Listen to Full Show の下には短く区切られたニュースが続きます。 “Queen Elizabeth Ⅱ, longest-serving monarch in Brithish history, dies at 96” を開くと、トランスクリプトがあらわれます。ポッドキャストの音声を聞きながら英文を確かめることができます。 ニュースは多くの人に伝える目的があるので、使われる表現もやさしく簡潔、そして正確です。トランスクリプトを見てもわからない表現が出てくることがありますが、自分で調べたりオンライン英会話の先生に教えてもらったりしています。日本語の解説が必要な場合は、以前紹介したNHKの「ニュースで学ぶ現代英語」がおすすめです。音声だけですべて理解できるようになりたいですが、まだ時間がかかりそうです。

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    無料で学べる時事英語

    NHKゴガクの「ニュースで英語術」が4月からリニューアルし、「ニュースで学ぶ現代英語」となりました。 らじるらじるで聴き逃し放送も利用できます。放送時間は15分です。 NHK World で実際に使用されたニューススクリプトを元に番組が作られています。時間は1分ほどの内容です。毎日の仕事で疲れていても何とか続けられています。レベルは CEFR B2-C1 となっています。 講師は青山学院大学の米山明日香先生、そして「やさしくたくさん」でお馴染みの元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サム先生です。米山先生からは特に聞き取りポイントとなる音の解説、伊藤サム先生からは反訳トレーニングの解説があります。また、Today’s Takeaway としてスクリプトに登場した語句について時事英語ならではの解説がありとても勉強になります。 最新のいくつかの記事には実際のニュース映像がついています。また、英文スクリプトにはクリアな音声がついているのでニュース映像の掲載が終了した後でも音声チェックやリスニング、ディクテーションの学習ができるようになっていてありがたいです。 語句や文法解説は「ニュースで英語術」の頃から変わらず質の良い説明が程よくついています。日本語スクリプトと併せて英作文の練習に活用できます。 こんな素晴らしい内容のものが無料で提供されているなんて!(もちろん受信料は払っていますけど)利用しない手はないですね。今のところ語学系のサイトとしては最も気に入って勉強のペースメーカーとなっています。ゼヒ末長く続けていただきたいものです。

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    The New York Times

    Basic Digital Access Subscription の購読料が月額2ドルと安いので先月から購読を始めました。月額2ドルの特別オファーは最初の1年間で、その後は8ドルで継続となるようです。興味のある方はこちら。 購読料は安いのですが、お金を払って新聞を購読しているという意識が働いて(笑)、以前よりも頑張ってニュース記事を読んでいます。それにしても月に2ドルって破格ですね。 もちろんボリュームが大きすぎてすべてに目を通すことはできていません。しかしウクライナ情勢などライブで次々と記事が入ってくるので常に最新の情報を得ることができます。 通常の記事だけではなく、著名な評論家などが寄稿する Opinion セクションも魅力です。ここのメンバーには経済学者の Paul Krugman もいます。Gregory Mankiw や Joseph Stiglitz と並んで経済学の教科書でも有名な方です。こんな豪華メンバーのコラムを定期的に読めるなんてシアワセです。 時々、日本に関する記事が出ると気になって読んでしまいます。最近では Netflix で配信されている “Old Enough!” (はじめてのおつかい)の記事があり興味深く読みました。 記事とは関係ありませんが、ゲームセクションもあります。クロスワードや スペリング・ビーという単語系は難しくて歯が立ちませんが、Wordle はなんとかクリアできます。Sudoku もはまります。 ほとんど iPhone のアプリで読んでいます。言うまでもないですが、過去の記事やコラムも簡単に検索して目を通せるところ、そして辞書いらずで読み進められるところがデジタルの良いところですね。とても快適です。 多くの人に速く正確に伝えるという新聞の性格上、英文は読みやすく分かりやすく作られています。雑誌記事や文学作品よりも敷居は低いと思います。予想していたよりも新聞の内容が面白いので購読を続けようと思っています。

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    日本を英語で学べる HIRAGANA TIMES

    英語学習に役立つ新聞・雑誌はたくさんありますが、日本の文化や社会に関する英語表現に特化したものは少ないですよね。HIRAGANA TIMES はそんなニーズに応えてくれるメディアです。 REVOLUTIONARY JAPANESE TEXTBOOK MAGAZINE English-Japanese magazine that you can learn real Japan.Supported over 35 years by Japan fans of the world!Innovative editing,that you can learn Japanese language at the same time. ひらがなタイムズは、ありのままの日本が日英で理解できるバイリンガルマガジンとして世界の日本ファンから35年以上にわたり支持されています。 About Hiragana Times Magazine より HIRAGANA TIMES は月刊誌で、日英のバイリンガルで書かれています。各記事には、日本語の学習者が学びやすいように漢字にルビがふってあるなど工夫がされています。記事は日本のニュースや文化、今話題になっていることなどバラエティに富んでいます。定期購読料金はアプリ版が年間5,400円(2年間購読10,000円)、紙版とアプリ両方が年間9,800円(2年間購読は19,200円)となっています(日本国内の場合)。詳しくはHIRAGANA TIMES のサイトか Fujisan.co.jp で確認してください。 英語学習に活用したい ARTICLE 今回紹介したいのは、HIRAGANA TIMES のサイトにある ARTICLE のページです。ここは無料で公開されています。 ARTICLE は次のカテゴリーに分けられていて、日本に関するたくさんの記事を読むことができます。 ありがたいことに各記事にはとても聞きやすい音声がついています。音声は英日(パラグラフごと交互)・英のみ・日のみを選択できます。 各記事はだいたい2〜5分くらいです。記事が短いのも学習者としてはありがたいです。 PCでもスマホでも見やすくレイアウトされていて使いやすいです。興味のある方は活用されてはいかがでしょうか。 日本のことを英語で表現しようとするといつも、これでいいのかな、正しく伝わるのかなと、一瞬立ち止まってしまいます。それは伝えたいことの本質的なところが分かっていなかったりするからなんですよね。なので私の場合、英語学習は日本文化の学び直しにもなっています。よく英語学習を「英語道」と表現する方がいらっしゃいますが、そういう意味で納得です。 お読みいただきありがとうございました。

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    杉田敏さんの現代ビジネス英語

    杉田敏さんはNHKラジオ講座の人気講師でした。多くの方が様々なところで紹介していると思いますが、私も杉田敏さんから多くを学ばせていただいている一人なので少し教材の紹介をさせていただきたいと思います。 杉田さんは1987年から2020年まで、「やさしいビジネス英語」(ちっともやさしくなかったと評判)、「ビジネス英会話」「実践ビジネス英語」と番組は変遷していきましたが、常にビジネスや国際社会のホットな話題をとりあげて最新の英語口語表現をリスナーに届けてくれました。私も「ビジネス英会話」のころから10数年、番組を聴いていました。 現在は残念ながらラジオ講座の講師は引退されましたが、NHK出版から年に4冊のペースでテキストが出されています。ラジオ放送こそありませんが、レッスンの構成はラジオテキストの時とほぼ同じです。ただ、テキストの大きさがB5版と少し大きくなったので、私のような老眼が入った者にも優しいつくりとなっています(笑)。音声ダウンロード付きです。 この音声DLブックのテキスト構成は、1冊に4レッスン、1レッスンにつき6つのビニェット Vignette(6つ目はレッスンのレビュー)となっています。1つの Vignette は1分少々。見開き2ページで左に英文、右に日本語の対訳となっています。 Vignette はグローバル企業の社員同士の会話で作られています。登場する社員はダイバーシティを意識して様々なバックグラウンドを持つ人々です。1分程度の会話のやりとりですが、内容は盛りだくさんで多くの情報をインプットすることができます。 英語を勉強している人々からよく「日本人は英語ができない」と聞くことがあります(本当かどうか分かりませんが)。しかし私は、英語の技術が無いというよりも、話す内容を持っていない(というか自分の意見が無い)というケースを指していることが多いのではないかと思うのです。たとえ技術的に拙い英語であったとしても、自分の中に相手に伝えたいことがある、表したい意見があるという状態ではじめてコミュニケーションが成立すると思うのです。外国の方とお話する中で、物事に対する自分の関心の低さ、意見の無さを痛感することがしばしばです(自分だけ?)。 そういう意味でこのテキストのレッスンは、英語表現はもちろんですが、最新のトピックについての知識や問題意識をもたせてくれる優れた教材だと思います。実際の英会話の場面ですぐに活用できる表現が満載で、英語を使ったコミュニケーションスキルを伸ばすのにとても役立ちます。 私の活用法です。 テキストの「はじめに」や各レッスンの終わりにある「今回のビニェットから」というコラムもいつも楽しく読ませていただいています。また、杉田敏さんが様々な場所で紹介してくださっていた本など面白いものがたくさんありました。別の機会に書きたいと思います。 読んでいただきありがとうございました。ではまた。

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    英語学習週刊新聞アルファ the japan times alpha

    ジャパンタイムズ社のアルファは英語学習者のための週刊の英字新聞です。 私は最近になって購読を始めました。以前は同社の On Sundays という週刊英字新聞を購読していました。どちらもタブロイド版というサイズがとても好みです。アルファは1部320円(税込み)ですが、私は田舎者なので自宅まで配達してもらえる定期購読をしています(少しディスカウントもあるのでお得です)。 アルファは「分かる、伝わる、ニュースで学ぶ使える英語」というキャッチフレーズの通り、英語学習者が無理なく英文ニュースに親しめるような工夫が盛りだくさんで、これで320円なら英語学習者皆さんにおすすめしたい媒体です。 ちなみに私はマック歴30年、iPadは初期の頃から、またAmazonキンドルも日本発売前からUSのものを購入して使ってきたようなガジェット好きですが、やはり紙媒体は良いですね!めくったり書き込んだり好きなようにできますし。一般紙の購読は数年前にやめてしまいましたが、新聞紙というのは読み終わった後も生活の中で使い勝手が良いですし、物を包んだり何かの下に敷いたり、何かと重宝しています。 アルファの紙面構成は(12月17日版)、1面にトップ記事(ミャンマーのアウンサン・スー・チーさんの記事)が、簡単な語句・語法解説とともに載っています。 2ページ目は、トップ記事の学習ポイントと、目次があります。目次には各記事の難易度レベルが星表示されています。また誌面と関連した購読者会員サイト(Club Alpha)の案内があり、アクセスすると学習用のデジタルコンテンツを利用できます。 3ページ目は、Easy Reading News のコーナー。ボキャブラリーや文法の詳しい解説付きの英文記事が2つ掲載されています。 4ページ目は国内ニュース、5ページ目は海外ニュースです。それぞれ150字前後のニュース記事がひとつずつと、100字ほどの短いニュース記事が4つずつです。大きめの記事には邦訳、小さい記事には簡単な語句解説がつきます。ニュース記事に慣れるにはもってこいの教材ですね。 6ページ目は Business & Tech、7ページ目は Focus と This Week’s OMG(今週のオー・マイ・ガー!)。大雪で帰宅できなくなった客と従業員がイケアで一泊したというデンマークのニュースでした。 8,9ページは For Beginners のページ。数名の contributor による small talk や豆知識など読んで楽しい息抜きのページです。英語なるほど Q&A のコーナーは読者からの素朴な(でもなかなか説明が難しい)疑問をとりあげて大学の先生が丁寧に説明してくれるコーナーです。自分で調べてもよく分からないことが多いので、このようなコーナーは貴重です! 10,11ページ目は Life & Culture。今週は私の大好きな John Belushi がとりあげられていて嬉しかったです。代表作のブルース・ブラザーズ Blues Brothers がリリースされたのが 1980年!もう40年以上前なんですね。友達と映画館まで見に行ったのを覚えています。映画には ジェームズ・ブラウン、ジョン・リー・フッカー、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ・キャブ・キャロウェイなどブルーズ界、ソウル界のレジェンドたちがズラリ。監督はジョン・ランディス。映画に使われているBGMも She caught the katy(ブルース・ブラザーズのバージョン)など名曲が目白押しで、ブラック・ミュージックへのリスペクトに溢れています。ブルース・ブラザーズのバンドメンバーも、ギターのスティーブ・クロッパーやベースのドナルド・ダック・ダンなど、かのオーティス・レディングのバックをつとめていた超大物ぞろいで、ベルーシが本気でこのバンドにかけていたことが分かります。ちょっとアツくなってしまったのでこの辺で。 12,13ページ目も Life & Culture で、今週はバルバドスがイギリスの君主制から共和国へ移行したニュース記事です。 14ページ目は広告、15ページ目は Armchair Traveler(紙上世界旅行)とcartoon(漫画)。実は新聞や雑誌に載っている漫画が一番難しいと思っています。どの媒体でも cartoon は読者にとって人気のコーナーのはずだと思いますが、描かれている皮肉やユーモアがよく分からないのです。ここがしっくりくるようになればネイティブ並みの感覚が身についたということになるのでは、と自分の中のひとつの目標にしています。アルファのこのコーナーは簡単な例を解説付きで載せてくれているのでありがたいですね。 16,17ページ目はエッセイとコラムです。 18,19ページ目は In the Workplace と、TOEICテスト対策のページ。 20ページ目はLesson & Exerciseのコーナー、「教えて!日本のコト」(1・3週目号)です。今週は年越しそばについて説明しましょうという内容です。全国通訳案内士の勉強になります。21ページ目は英文ライティング講座とスピーキング練習のコーナー。 22ページ目は Tourism 「対話で学ぶ日本を語る英語力」。今週は春日若宮おん祭についての会話表現です。このコーナーも全国通訳案内士の勉強に役立ちます。23ページ目はクロスワードとお知らせ Bulletin Board。 24ページ目が最終ページで、様々な分野で活躍されている方のインタビュー・コーナーです。 以上ざっと紹介してきましたが、英字紙が数ある中、日本人の英語学習者用に特化して(初学者から上級者まで十分に役立つと思います)、これだけの内容がコーヒー1杯分(コンビニなら2杯分?)で楽しめますよ。おすすめです。

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    最新の時事英語表現を学べる「ニュースで英語術」

    ニュースで英語術はNHKラジオ第2で月〜金の週5回放送されている5分間の番組です。土日の再放送もあります。NHK World-Japan のニュース番組から1分程度のスクリプトが抜粋されて紹介されます。素晴らしい番組で利用されている方も多いのではないかと思います。 ラジオ放送もですが、ウェブサイトがよくできています。サイトには各記事のスクリプトが英文と和文の両方で見やすく配置されています。 英文スクリプトには各文ごとの和訳と解説がついています。ニュース記事の文章は簡潔に無駄なく必要な情報を伝えることに特化して書いてくれているので、ひとつひとつ確認することで英文と和文の両方の勉強になります。また、解説部分は語句のみならずその語句が使われる背景知識なども含めて説明されておりとても親切です。ありがとう! トランスクリプトを公開している海外のニュースサイトと比べるとひとつひとつの記事は分量として短いかもしれませんが、継続して使うにはこのくらいがほどよいと思います。ニュース英語の学習教材として非常に優秀!最新1週間分の記事については実際のニュース映像も公開されていてリスニングの練習にもなります。 ページ下の「もっと見る」をクリックすると過去半年分以上のスクリプトがアーカイブされています。まさに宝の山です。これからも長く運営を続けてほしい。 以上、ニュースで英語術の紹介でした。