The Sumida Hokusai Museum すみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館は、生涯のほとんどを墨田区で過ごした葛飾北斎の作品を通して地域文化の継承と発展の場として建設され2016年にオープンした美術館。北斎のコレクターとして知られるピーター・モースのコレクションなどを展示している。両国駅から徒歩10分ほど。
自分が行った時は常設展のみ。400円を払って入場。常設展は4階のワンフロアのみでそれほど広くはないが、北斎の作風の移り変わりをその生涯を追いながら見ていける。また、北斎漫画などタッチパネルで体験的に鑑賞できる工夫があり、子どもたちも飽きずに学べるように作られている。
いくつかの作品には高精細画面モニタが用意されており、見たい部分を拡大して鑑賞したりできる。作品に描かれたいろんな人物を拡大して見ると楽しい。
常設展示の最後の方に、北斎84歳のころのアトリエ再現模型(おそらく等身大)があります。ひとつも掃除をせず、引っ越しを繰り返していたと言われる北斎。娘の阿栄と二人、どんな暮らしをしていたのだろう。模型を眺めていると、たまに北斎と阿栄が微妙に動くのでドキッとします。
北斎とともに墨田区界隈の雰囲気に親しめる美術館でした。また機会があれば行ってみたいです。