English

分かりやすくてたくさん練習できる英文法書

English Grammar in Use シリーズは、Cambridge University Press社から出ている世界中の英語学習者に人気の英文法書です。著者はRaymond Murphy。

多くの方が YouTube やブログなどで紹介しているので使ってらっしゃる方も多いと思いますが、私もこのシリーズのお世話になりとても役に立っているので改めて紹介します。

見開き2ページでひとつのユニットになっています。左ページに文法の説明や使い方、右ページには練習問題という構成です。すべて英語で書かれています。

左ページの説明が秀逸です。やさしい英語で基本的な説明と、混同しそうな表現や語法との比較が書かれており、とても理解しやすいです。読んでいくと日本語の英文法書だけでは気づいていなかったことをたくさん発見できると思います。

右ページは練習問題がたくさんあり、巻末の解答で確認できます。ちなみにこのシリーズには解答がついているものとついていないものがあるので、独学の方は解答付き ( with Answers )の方を購入しましょう。以前、The Japan Times の伊藤サムさんが、英語学習は「やさしくたくさん」ということを提唱されていましたが、この本はまさに「やさしくたくさん」学習に最適だと思います。画像は、私が使用した古い版のものです。これから用意される方は最新のものを購入されることをおすすめします。

私は右ページに書き込みながら進めました。勉強に使える時間が限られているので、、、

巻末の解答ページはこんな感じです。新しい版を持っていませんがもう少し見やすくなっているかも、、、

私は巻末の解答ページだけ、本から切り離して、ステイプラーでとめて使っています。こうした方が解答を確認しやすいです。

このシリーズは種類がたくさんあります。また、古いバージョンと新しいものが混在していたりするので、どれを買ったらいいかわからん!という方もいるかもしれません。

最新のバージョンでは初級のものは Essential Grammar in Use with Answers:A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English です。この本は EU(ヨーロッパ連合)で語学力の国際標準として使われている CEFR ( The Common European Framework of Reference for Languages ) でいうとA1-A2-B1くらいが対象です。文部科学省が各資格・検定試験とCEFRとの対照表を出しているのですが、それによると日本の英検のおよそ3級から2級くらいとなっています。

文部科学省のサイトにある「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」より
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf

中級者用の本としては、English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook があります。この本は CEFR の B1-B2 ですので、英検2級から準1級程度となります。

私は古いバージョンの Basic Grammar in Use と Grammar in Use Intermediate の2冊を使いました。Basicは初級、Intermediateが中級です。私はほとんどの方は Basicの方をしっかり勉強すれば十分という感想を持ちました。私は現在、英検1級を持っていますが、初級の本はいまだに役に立っています。ですので、Essential を隅から隅まで勉強し、基礎を固めた上で、足りない部分が出てくれば、Intermediate や Advanced(上級者)用のもので勉強したり、他の文法書等で確認するというやり方が良いと思います。

追記:10年ほど前?にこの本のアプリがありました。購入してiPadで使ってみましたが、あまり使い勝手はよくありませんでした。新しいものは試していません。私は自由に書き込める書籍の方をおすすめします。

Let's learn about wonderful history and culture of Japan together!  全国通訳案内士(英語) 英検1級

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