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    Phrasal Verbs 句動詞

    英語で本を読んだりお話を聞いていたりして、特に難しい言葉が使われているわけではないのに、何かしっくりこなかったりよく分からなかったりすることがあります。 私の場合、句動詞 phrasal verbs が原因!ということが多いです。 句動詞とは 愛用の文法書による定義は次のようになっています。 句動詞は群動詞とか動詞句ともいわれるが、make や take のような基本的な動詞に、in や up のような短い前置詞や副詞を組み合わせて、全体で1つの動詞の働きをするものである。 『表現のための実践ロイヤル英文法』綿貫陽 マーク・ピーターセン:共著 基本的な動詞が、前置詞や副詞との組み合わせで、とても豊かな表現が生み出されてくるわけです。中心となる動詞を辞書で引くともちろん該当の句動詞を調べることはできるのですが、時間もかかるしなかなかやっかいです。 句動詞は種類が多く覚えるのが大変です。ですので一般的によく使われているものから練習して身につけていくのが良いと思います。 私はアマゾンで OXFORD UNIVERSITY PRESS の “Really learn 100 phrasal verbs” という薄い本を購入して使っています。 この本は英語で最もよく使われている100の句動詞が扱われていて、1ページにひとつずつ、意味の確認と練習でコンパクトに構成されています。出てくる動詞はたぶん中学校1年生が教科書で勉強するような be, get, go, have, put などの基本動詞ばかりです。 しかし、これらの句動詞を自分が自由に使いこなせているかというと、、、全く自信がありません。頭で理解しただけでは不十分で、実際に口に出して使う経験が必要なんでしょうね。とても身体的というか感覚的なものなんだと思います。 勉強は単調になりますが、覚えた句動詞を自分の文の中で使ってみたり、ネイティブの方と話すチャンスがあれば会話で使ってみたり、自分なりに工夫することも大事かと思います。ただ、身につければ表現力アップは間違いないと思います。 phrasal verbs を扱った本はたくさんありますが、まずは100から練習してみてはいかがでしょうか。このブログに目を通していただきありがとうございました。

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    The Elements of Style

    本書は英文ライティングの文章作法を記した本で、文筆家(英語)なら必ず(?)持っていると言われるほどの古典的名著です。私は、その昔ビジネス英語の杉田敏先生がどこかで紹介されていているのを目にして本書の存在を知りました。 よくある間違いを正したり、よりよい英文を書くための指南書です。多くの方々が色んな所で紹介しているので、所有しているもしくは目にした方も多いと思います。 薄くて値段も安いですが、中身は濃いです。 私はオリジナルバージョンのペーパーバック($3.95、52ページ)と、第4版のKindleバージョンを持っています(250円、96ページ)。 私が持っている第4版(Kindleバージョン)の目次 Table of Contents を日本語に訳してみました。素人のため間違いがあるかもしれません。大体の内容をつかんでもらえると幸いです。 Table of Contents 序文 (Roger Angell〜著者の一人 E.B.White の甥っ子さんのようです) イントロダクション(E.B.White) 第1章-使い方の基本ルール1 名詞の所有格単数は ‘S を付けて形成する。2 3つ以上の語が1つの接続詞で連続する場合、最後の語を除くそれぞれの後にコンマを使う3 挿入句的な表現はコンマで囲む4 独立した節を導入する接続詞の前にコンマを置く5 独立した節はコンマでつなげない6 文を二つに分解しない(または、コンマを使うべきところにはピリオドを使わない)7 独立節の後にコロンを使い、詳細のリスト、付加、増幅、または説明のための引用を行う8 突然の中断や、長い補足や要約を告げるには、ダッシュを使用する9 主語の数が動詞の数を決定する10 適切な代名詞を使用する11 文頭の分詞句は、文法的な主語を指していなければならない 第2章-作文の基本原則12 適切な形式を選び、それを守ること13 パラグラフを作文の単位とする:各トピックに1パラグラフ14 能動態を使う15 肯定的な表現を使う16 定義が明確で、具体的な言葉を使用する17 無駄な言葉を省く18 ダラダラ書くのをやめよう19 同等の考えは似た形式で表現する20 関連する単語を一緒に記す21 要約では、1つの時制にとどめる22 文の強調語は文末に置く 第3章-形式に関するいくつかの問題 第4章 間違った使い方をされがちな言葉や表現 第5章 スタイルへのアプローチ (留意リスト付き)1 自分を背景に置く2 自然に書けるようにする3 適切なデザインで書く4 名詞と動詞で書く5 見直し、書き直しをする6 くどくど書かない7 誇張しない8 修飾語の使用を避ける9 Do not affect a breezy manner. かっこつけた書き方をしない(たぶん、、、うまく訳せません)10 オーソドックスなスペルを使用する11 説明し過ぎない12 不格好な副詞を作らない13 話者をはっきりと読者に示す14 派手な言葉は避ける15 自信がなければ、方言は使わない16 明確であること17 意見の押しつけはしない18 言葉のあやは控えめに19 明瞭さを犠牲にして、近道をしないこと20 外国語は避ける21 常軌を逸したものよりも、標準的なものを使う あとがき用語集 上述のように薄い本ですが、読み込んで理解するのはなかなか骨が折れます。しかしレポートづくりなどに必ず役に立つでしょう。英語で勉強している方には必携かと思います。価格も安く持っていて損はありません。 古いバージョンのものは様々なフォーマットで無料公開されています(Project Gutenberg)。チラ見してみたい方はどうぞ。 私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございました。ではまた。

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    分かりやすくてたくさん練習できる英文法書

    English Grammar in Use シリーズは、Cambridge University Press社から出ている世界中の英語学習者に人気の英文法書です。著者はRaymond Murphy。 多くの方が YouTube やブログなどで紹介しているので使ってらっしゃる方も多いと思いますが、私もこのシリーズのお世話になりとても役に立っているので改めて紹介します。 見開き2ページでひとつのユニットになっています。左ページに文法の説明や使い方、右ページには練習問題という構成です。すべて英語で書かれています。 左ページの説明が秀逸です。やさしい英語で基本的な説明と、混同しそうな表現や語法との比較が書かれており、とても理解しやすいです。読んでいくと日本語の英文法書だけでは気づいていなかったことをたくさん発見できると思います。 右ページは練習問題がたくさんあり、巻末の解答で確認できます。ちなみにこのシリーズには解答がついているものとついていないものがあるので、独学の方は解答付き ( with Answers )の方を購入しましょう。以前、The Japan Times の伊藤サムさんが、英語学習は「やさしくたくさん」ということを提唱されていましたが、この本はまさに「やさしくたくさん」学習に最適だと思います。画像は、私が使用した古い版のものです。これから用意される方は最新のものを購入されることをおすすめします。 巻末の解答ページはこんな感じです。新しい版を持っていませんがもう少し見やすくなっているかも、、、 私は巻末の解答ページだけ、本から切り離して、ステイプラーでとめて使っています。こうした方が解答を確認しやすいです。 このシリーズは種類がたくさんあります。また、古いバージョンと新しいものが混在していたりするので、どれを買ったらいいかわからん!という方もいるかもしれません。 最新のバージョンでは初級のものは Essential Grammar in Use with Answers:A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English です。この本は EU(ヨーロッパ連合)で語学力の国際標準として使われている CEFR ( The Common European Framework of Reference for Languages ) でいうとA1-A2-B1くらいが対象です。文部科学省が各資格・検定試験とCEFRとの対照表を出しているのですが、それによると日本の英検のおよそ3級から2級くらいとなっています。 中級者用の本としては、English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook があります。この本は CEFR の B1-B2 ですので、英検2級から準1級程度となります。 私は古いバージョンの Basic Grammar in Use と Grammar in Use Intermediate の2冊を使いました。Basicは初級、Intermediateが中級です。私はほとんどの方は Basicの方をしっかり勉強すれば十分という感想を持ちました。私は現在、英検1級を持っていますが、初級の本はいまだに役に立っています。ですので、Essential を隅から隅まで勉強し、基礎を固めた上で、足りない部分が出てくれば、Intermediate や Advanced(上級者)用のもので勉強したり、他の文法書等で確認するというやり方が良いと思います。 追記:10年ほど前?にこの本のアプリがありました。購入してiPadで使ってみましたが、あまり使い勝手はよくありませんでした。新しいものは試していません。私は自由に書き込める書籍の方をおすすめします。