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UoPeople

UoPeople の勉強が始まって3週間目

University of the People 大学院で M.Ed. 教育学修士号取得のための勉強が始まって早くも3週間目。人事異動によって勤務校が新しくなったこともあり、3月から4月上旬はただでさえ目眩がするほどの忙しさだったが、その時期に UoPeople への入学をしてしまったものだからなおさら大変だった。すべてオンラインなので手続きなど心配な面もあったが、次に何を準備すればよいかなど、学校側からこまめにメールで連絡をくれたのはありがたかった。

UoPeople は5学期制で、ひとつのコースが8ユニット9週間で構成される。M.Ed.には学部のコースのような学科試験は無いが、各ユニットの課題 assignment を一つ一つクリアしていく必要がある。課題を提出できなかったり、スコアが基準に達しないと容赦なく落第となるようなので緊張する。

私が最初に履修したコースはM.Ed.のコアコースのひとつ Education in Context : History, Philosophy, and Sociology で、教育の目的や主な教育哲学について、アメリカと世界のものについて広く学ぶ。

1週間の学習の流れ

UoPeople の学習は1週間単位で、課題には提出期限があり、遅れは認めてもらえない。学習はブラウザ内で動く Moodle というシステムを使っていて、画面には常に UoPeople Time が示されている。UoPeople Time はGMT-5 (GMT = Greenwich Mean Time グリニッチ標準時、GMT-5 とはロンドン郊外の旧グリニッチ天文台を基準として、ロンドンの標準時マイナス5時間)で日本とは14時間の時差がある(日本は GMT+9 つまりロンドンの標準時プラス9時間)。課題の提出締切はUoPeople Time で水曜日の PM11:55 となっている。

  1. ユニットの学習ガイドラインを読む。
  2. Reading Assignment を読む(量が多くて時間がかかります。最初の週はざっと新書1冊分くらいの英文量があった。)
  3. DisucussionForumにインストラクターの質問に対する自分の意見を投稿する。提出する文章はすべてアカデミック・ライティングで作成する(APAフォーマット 7th edition に従う)。DiscussionForumは同じコースで学んでいる学生が皆投稿し、お互いにピアアセスメントを行うため、できるだけ早くに投稿しなければレスポンスをもらえない。このピアアセスメントも評価の対象となる。
  4. DiscussionForumに自分の意見を投稿すると、他のメンバーの投稿を見られるようになり、最低3人の投稿に対して評価とコメントを入れる。この際、事前に示されたルーブリックに従って評価する。自分が他の人にしたアセスメントもインストラクターによる評価の対象となるためいい加減なアセスメントはできない。
  5. インストラクターから示された内容に沿って Written Assignment(小論文)を作成し提出する。APAフォーマットで作成するよう念入りに指示がされた。また、plagiarism (盗作・盗用)については厳しくチェックされるので他人の論文をコピペしたり ChatGPT など AI で作文などをすることは当然ながら許されない。特に引用部分はAPAルールに従い明示する。Written Assignment はインストラクターだけでなく、次の週に他の学生からピアアセスメントがなされる。ルーブリックに従って、お互いに評価し合うのだが、人によって意味もなく低い評価をしてくることがあるらしい。その場合はインストラクターに相談できることになっている。
  6. 今週の自分の学びを振り返り、リフレクションのポートフォリオを作成し提出する。これもアカデミック・ライティングで作成する。ポートフォリオはインストラクターによって評価される。以上でこの週の課題は終了。
  7. 次の週の最初に、前の週の Written Assignment のピアアセスメントを3人分行う。誰の小論文を評価するのかはインストラクターが割り当てるので開けてみるまで分からない。
  8. ユニット3からは、以上に加え、小グループでの活動が始まる。およそ5週間に渡って同じグループの人達と共同でプレゼンテーションを作成するらしい。まだ始まっていないので詳細は分からない。

Discussion Assignment も Written Assignment も Reading Assignment の課題図書や記事(すべてオープンソースのもの)を読まないと書けないので、当然だがすべてきちんと取り組まないと先に進めないようになっている。1週間で書く分量はすべて含めると、自分の場合15ページほどだった(ダブルスペース、Times New Roman 12ポイント)。

朝から晩まで普通に仕事をしているので、当たり前だけれど、UoPeopleの勉強は夜と休日が勝負となる。勉強は体力勝負だとしみじみ思う。最初の週は2日間徹夜してようやく提出できた。2週目からは仕事と勉強のペース配分が分かってきて徹夜することなく課題に取り組めている。最初のハードルはなんとかクリアできた感じだ。

確かに大変なのだが、それよりもワクワクの方が勝ってしまって、楽しいです。Reading Assignment の課題図書や記事も実際的なものばかりで自分の仕事を振り返るよい機会になります。また自分の書いたことに対していろんな国の先生方(若い方が多いですが)からコメントをもらったりできるのも面白いです。これなら続けられそうな気がしています。

Let's learn about wonderful history and culture of Japan together!  全国通訳案内士(英語) 英検1級

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